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「佐々木さんっ!」
急に聞こえた大きな声に、肩が上がる。
振り返ったら、小林さんが仁王立ちしていた。
「あなたちゃんと確認した!? ここ間違ってるけどっ!」
バンッと大きな音を立てて、デスクに叩き付けられた書類。
小林さんが指差した所は、ぐるぐると赤で何重も囲んであった。
「え……? あっ、すみませんっ!」
大きな音に驚いてしまって、一瞬頭が回らなかった。
状況を理解した後、慌てて立ち上がり頭を下げた。
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