1話完結

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1話完結

その洋館は散歩道の途中にあった。 私はいつもその道を歩き、塀に囲まれた洋館を見上げる。 古いが、立派な建物である。 おそらく富裕な人が住んでいるのだろう。 しかし、不思議なことに人の気配が全くしないのである。 今日も窓にはカーテンが閉められたままだ。 門から人の出入りを見たこともない。
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