scene.1

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「あ、でも、陽君に彼女が出来たら、4人で遊びに行ったりしたいなー。楽しそう」 「あ、それいーね」  二人が楽しそうに話し始めて、それを聞きたくなくて、コップに蛇口から水を勢いよく出した。  コップに注がれた水はすぐに溢れて、持つ手を濡らした。 「とゆー訳で、早くつくれよな。で、即報告な」 「はいはい、考えとくわ」  まだ何か言いそうな広斗に、背を向けたままひらひらと手を振ってリビングを出る。
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