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雅樹はお目当ての瞳ちゃんやらと、仲良さそうに顔を寄せ合っていた。
他の4人も、なにかゲームをしてるのか、盛り上がっている。
これだったら、もう抜けても大丈夫だろ。
帰るタイミングを見計らいながら、タバコに火を点ける。
「えー、ナツだったら、面倒くさくないよ? ナツじゃダメ?」
さっきの会話は終わってなかったらしく、佐藤さんがしだれかかってきた。
どうやら、名前はナツなんちゃらちゃんらしい。
「陽斗君が気が向いた時に、連絡くれたり会ってくれればいいし、それに……」
佐藤さんは、俺の耳元に顔を寄せる。
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