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――ああ、いいさ。やれ、っつーならやりますよ。上官命令ですからネ。
眼前に突き出されたそれを、ご希望どおり、咥えて舌で舐り回す。
所詮、俺は俗物だからな。別に今さら、このくらいのことに抵抗なんて無い。女っ気の全く無い、軍なんて場所で生活してれば、どこに行っても当たり前のようにやらされてきたことだから。
ならば、割り切って楽しむに越したことは無いだろう?
軍に所属して四年弱、そうやって俺は、数多くの男と関係を持ってきた。
今さら、その相手がまた一人増えたところで、どーってことない。
――とはいえ……俺は今、怒ってるんだよ。
「ああ……いいぞセルマ、上手いじゃないか」
寝台に腰かけている中年男の、大きく開かれた股の間、そこに大きくそそり立っているそれを、いま俺は一心不乱に嬲っていた。舌が敏感な部分を刺激するたび、それが大きく跳ね、腰が揺らぎ、真上から聞こえる喘ぎ声も大きくなる。
「見た目通りだな……この淫乱め」
そうやって俺を口汚く罵ることで、あくまでも自分がこの場では優位なのだと、主張したいのだろうが……コイツが余裕の無いことなんて、すぐわかる。――俺のフェラテクなめんな。年季と経験値が違うっつーの。
――早くイッちまえ。
スパートをかけるべく舌と指の動きをちょっと強めにしてやったら、途端に果てた。口ほどにも無いとはこのことだ。
――さあて、ここからが本番。
射精後の絶頂感でぐったりとしていたその身体を、おもむろに俺は力を入れて押し倒す。
まさか自分が押し倒されるとは思ってもいなかったのだろう、「おい…!」と驚いたように声を上げかけたが、即座に俺が再び股間のモノを口に含んだので、その言葉は最期まで発されることは無かった。
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