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「まだ欲しいのか……本当に淫乱だな、貴様は」
余裕こいて言ってはいるが、すぐに再び快感の喘ぎを洩らす。
すぐさま再び固くなったそれに、先ほど口内に出されたまま含んでいた液体を垂らしながら、入念に愛撫を加える。
もはや抵抗することもせず快感に酔いしれている、その様子を確認して俺は、片手でヤツの片脚に手を添えるや、高く持ち上げて押し開いた。
こうすると、よく見える。また充分にそそり立ったそれを伝い、とろりと滑る液体が、身体の曲線に合わせながら、ゆっくり下へと伝い落ちてゆくのが。
繁みを抜けて、袋を跨ぎ、その先の窄まりまでようやくそれが辿り着いた時、俺は懐に忍ばせていた小瓶を空いた片手で取り出した。
きゅぽん、と小さな音を立てて栓を抜くと、その中身を充分に指に絡ませてから、おもむろにその窄まりへと突っ込んだ。
「――――!?」
その瞬間、さすがにビクッと大きく身体が跳ねる。
「おい、何を……!」
「任せてください、ここもキモチイイんですよ」
言いながら見上げると、立ち上がるイチモツをペロリとゆっくり舐め上げる。――途端、びくっと跳ね上がるそれと、洩らされる快感の呻き。
「ね、キモチイイでしょう?」
いきなり指なんて突っ込まれても、痛いか苦しいかの、どっちかでしかないことは承知の上だ。案の定、「やめろ!」「抜け!」と抵抗され、俺を引き剥がさんとすべく頭が掴まれたりもした。
だが、俺もまがりなりにも近衛騎士、この男に比べればだいぶ若いし、力の勝負でも負けやしない。
そうされながらも、突っ込んだ指を中でぐにぐにと動かすことは止めなかった。
更には、「イヤだなあ、本当は好きなクセに」と、のらりくらりと返答しては、立ちあがっているそれを舌で嬲ることも止めない。その気持ちよさがあるからこそ、本気でコイツも抵抗できないのに違いなかった。トコトン快楽に弱いイキモノだよなあ、男ってヤツは。
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