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「素敵な格好ですね。これまでのあなたの男たちに、この姿を見せてあげたいくらいだ」
あからさまな嫌味にも気付かないくらい、もはや刺激の無いことが耐えられないとばかりに、自分のものを扱くその姿を、俺は冷やかに見下ろす。
それでもまだ足りないのだと、切迫した色を湛えた瞳で俺を見上げてくる。もはや言葉にならない呻きだけを洩らし、半開きの口からは涎さえ垂らしていることにも気付けない、こちらへ大きく股を開いて見せながら、ついには自分の指でその窄まりの奥までをも犯している。
もはや、コイツは堕ちた。これから先も、こうやってケツの穴でもイジらなければ、満足にイけもしないに違いない。
その様子に満足して、やおら俺は踵を返した。
部屋から立ち去ろうとして、ふいに戸口で振り返る。
おもむろに満面の笑みを向けると、そして告げた。
「コッチ側がお望みなら、いつでもお相手いたしますよ。――ねえ、団長?」
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