第1章 未知との出会い

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8弾目 side自衛隊の輸送車 『襲撃者の顔は見れたか!?』 『物陰から奇襲された様で顔は確認出来ませんでした...』 『そうか...一時的に敵の射程範囲外に出ることが出来た様だが警戒を怠らず速やかに桂駐屯地に直行するぞ!私は本部に連絡を入れる。』 「先程の襲撃は何だったのだ...?」 side川幡 昼休み。みんなでテレビを観ていると 『ニュースです。昨日の未明に自衛隊の輸送車が何者かに襲われたそうです。犯人は未だ逃走中です。次です。明日は...』 『自衛隊が何者かに襲われた?』 『そうみたいだな。』 『犯人は何処に行ったんですかねー。』 『そうだ。自衛隊で思い出した。何でも私の先輩から聞いた話だが自衛隊の舞鶴基地の極秘部隊が動いているそうだ。もしかしたら今回の件と関係あるのかも知れないな。まぁ頭の片隅にでも置いといてくれ。』 『『『了解でーす』』』 数日後、13課の自分のデスクで資料の整理をしていると鬼塚先輩が週刊誌を手に近寄ってきた。 『川幡これ見てみろよ。』 『...自衛隊の舞鶴基地に謎のヘリが頻繁に訪れている。先日の事件と何か関係が有りそうだ。...これってもしかしてこないだ課長が言っていた極秘部隊と関係があるのでは?』 『ああ。俺もそう思ってお前に話したんだ。...この件何かあるぞ。』 『極秘部隊が動き始めたのと京都堀川組が襲撃された事はもしかすると関連性があるのでは無いでしょうか?』 『じゃあ明日、舞鶴基地に行って聴き込みして見るか。おーい浪江!明日自衛隊の舞鶴基地に行ってくるが良いか?』 『舞鶴基地?何しに行くんだ?』 『もしかしたら俺たちが調べている事件と自衛隊の極秘部隊が関係しているかも知れないからな。』 『そう言う事なら許可する。但し、私も連れて行ってくれ。』 『何でだ?』 『あそこの基地には私の友人がいるからな。役に立てるかと思ったのでね。』 『そう言う事ね。』 そして翌日。僕達は今自衛隊の舞鶴基地へと向かっているのだが... 『なあ浪江。昨日自衛隊に友達がいるって言っていたがそいつは信用出来るのか?』 『ああ。奴は信用出来る。』 『その根拠は?』 『あいつは嘘をつかない人間だからだ。』 「「根拠になってねー!?」」 『まああんたがそこまで言うのなら信用に足る人物なのだろう。とりあえず基地に着いたらまずその友人に声をかけてみよう。』 『それ良いね!そうしよう!川幡君もそれで良い?』 『はい。』
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