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第11弾目
side川幡
話が終わり僕達が帰ろうとしていると多聞さんが
『連絡役が居ないと連携に支障をきたすかもしれないので連絡役に私の副官である時雨を任命したいと思うのだが...時雨。入ってくれ。』
ガチャッとドアを開けて入って来たのは身長が低めの美青年だった。
『初めまして!多聞さんの副官をやっている時雨と言います。よろしくお願いします!』...一般的な男性の声よりも高めの声であり、僕の第一印象は女の子っぽい...だった。
『『『よろしく!』』』
『よろしくお願いします。』
『ではお互いに顔合わせが済んだようなので今日はこれで解散としようか。なお作戦についての詳しい内容は後日時間を設けて行うとしよう。今日はわざわざこんな所まで来てくれて有難う。」
『いえいえ、こちらこそ。では私達はこれにて失礼させていただきます。』
side多聞
執務室から13課一行が帰って行くのを眺めながら側に立っていた時雨に
『もしも13課の奴等が何か不審な動きを見せたらその時は...』
『分かっていますよ。隊長。その時は消すだけですから。』
『流石、私の副官だ。よく分かっているじゃないか。』
『当然ですよ。6年もの間貴方の副官をやっていますから。』
『…時雨、第十三分隊及び第一分隊・第ニ分隊を招集、偵察に出ている第九分隊は第二分隊に引き継がせて帰投、第一分隊と第十三分隊は陸路で京都市内へ向かえ。警戒レベルは最高の5だ』
『了解です。』
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