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第1章 未知との出会い
1弾目
地下鉄の丸太町駅を降りて釜座通りに出ると大きな建物が見えてくる。京都府警察本部である。
川幡『やっぱりこの建物は立派だな~。』と他人事の様に呟いてみる。「自分で臨んでついた仕事だ。気合を入れて行こう!」
警視監『君の配属先を言い渡す。君は公安警察13課に行ってくれ。』
川幡『公安警察13課?聞いたことない課なんですが...』
警視監『君がそう言うのも無理は無い。13課は極秘にされている課だからだ。警察の人間でも一握りの人間しか知らないのだから。さらに13課はこの庁舎には無いのだ。』
川幡『この庁舎には無い?』
警視監『ああそうだ。なので13課の人間を1人呼んでいる。鬼塚君入ってくれ。』
鬼塚『君が川幡君だね。僕は鬼塚信五。鬼塚先輩とでも呼んでくれ。』
川幡『川幡奉正です。鬼塚先輩よろしくお願いします。』
警視監『自己紹介は済んだようだね。ではさっそくだが鬼塚君。13課のあるビルへ連れて行ってあげなさい。』
鬼塚『了解しました。ではこれにて失礼します。』
川幡『失礼します。』
警視監室を出て駐車場へ向かうとゴツい車が一台ポツンと停まっていた。
川幡『この車で行くんですか?』
鬼塚『そうだ。何か不満か?』
川幡『いえ。ただ珍しいなと思ったんで。』
鬼塚『そうかなら良い。では早速だが13課へ向かおう。』
川幡『はい。』
side~京都堀川組~
組員A『今日は5件取り立てに行くぞ。』
組員B『了解っす。』
[ピンポーン]
組員A『誰だ?』
[バァン!]
[パラパラパラ]
[カッカッカッ]
ドアを爆破して事務所に乗り込んで来たのは2人の武装した目出し帽の男だった。
目出し帽の男A『おらぁ!邪魔するぜ~』
組員B『誰だ!貴様らは??』
目出し帽の男B『俺たちはなぁロジエペタルってぇ組織のもんだ。』
組員C『ロジエペタルってまさかあの...』
組員A『お前何か知っているのか??』
組員C『ああ。ロジエペタルは麻薬の密売から殺人まで何でもやっている裏組織だ。俺は元下っ端だったのでな。』
目出し帽の男A『まぁそう言うことだ。じゃあ早速お前らを殺させてもらうぜ!』男はそう言いながらUMP9を構えた。
組員B『何故俺たちなんだ??』
目出し帽の男B『テメェらが目障りだからだよ!』
[バリバリバリ??]
組員ABC『うわあああっ!」
[バタバタッ]
目出し帽の男B『手応えねぇなー』
目出し帽の男A『サツが来る前にズラかるぞ。』
目出し帽の男B『分かったぜ。兄貴。』
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