第1章 未知との出会い

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2弾目 side川幡 僕は鬼塚先輩にゴツい車、ハンヴィー(ハマーに偽装した)に乗せられて公安警察13課へと向かっている。すると急に緊急無線が鳴った。 《以前から張り込んでいた京都堀川組事務所で事件発生!0002番車、現場に急行してくれ!繰り返す以前から...》 『川幡。初日から申し訳ないが現場へ急行する。何が起こるか分からんからこれを渡しておく。』 と言って鬼塚先輩は僕の隣にあったアタッシュケースを指差す。 [カチャッ]と音を立てつつアタッシュケースを開けてみる。すると中から一丁の拳銃が出て来た。 『これって...グロックですか?』 『ああ。グロック19だ。警察学校で扱い方を習っているだろ?』 『えっ...ええ。習っていますが...何故に拳銃を?』 『何故ならうちの課はヤクザやマフィアなどの組織と戦うのが専門の課だからだ。』 『エーーー!』 『まぁ世間には秘密にされているからな。知らなくて当然だ。てか逆に知ってたら怖いわ。』 『....。ええ!分かりましたよ!行けばいいんですね!』と川幡はヤケクソ気味に言った。 車は[キキュッ]と音を立てて京都堀川組の事務所前に停まった。 『さぁ~て。着いたぞ。気を引き締めて行くぞ!』 『はい!』 『扉が破壊されている...。何があったんでしょうか?』 『何らかの爆発物によって破壊されたみたいだな。ヤクザ同士の潰し合いか何かじゃねぇか?』と言う先輩と共にグロック19を構えながら中へ足を踏み入れるともう既に原形をとどめていない謎の物体が転がっている。 『ひっ!...これってもしかして...』 『ああ。元組員であったモノだな。』 『酷いですねこれは。一方的にやられたように見えます。』 『そうだな。それよりも早くこの事を本部に連絡しよう。』 『分かりました。』
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