第1章 未知との出会い

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4弾目 side??? 「ヤベェ...初日から寝坊してしもた...どないしよ...」 と全力で走りながら考える。 「仕方ない。素直に謝るか...」と若干暗い気分になりながらも頑張って走り、ようやく13課のある雑居ビルに到着する。「...よし...開けるか...」 [ガチャッ] 『おお~ちょうど良いところに来たなー。川幡。紹介しよう。こいつがお前と同じく13課に今日から配属された新人の石井雄大だ。仲良くしてやってくれ。』と課長と思しき人に紹介された。 『初日から寝坊してしまってすいません。」 『今回だけは大目に見てやるが次からは無いぞ。』と課長に言われしょぼんとする石井であった。 side川幡 「何だか慌ただしい人だなー」と石井の第一印象を口には出さずに心に留めておく。 『石井くんよろしくね。』と僕が挨拶すると 『よろしく~』と軽く流されてしまった。「この課には軽い人しかいないのか!?」そう焦る僕をよそに課長が 『石井。今日からお前と川幡、それに鬼塚と一緒に先ほど起こった事件を追ってもらう。良いな?』 『了解っす。』「何のこっちゃ分からないけど...」と石井は心の中で呟いた。 『では作戦を説明する。まず始めに3人で手分けして目撃証言を集める。もし犯人について何か分かったことがあればすぐさま私に報告するように。そして情報がまとまり次第一度13課で装備を整えてからその拠点と考えられる施設を強襲する。以上だ。何か質問は?』 『もし途中で犯人らしき人物を見つけた時はどうしたら良いですか?』 『良い質問だ。こちらが2人以上いて相手が1人の場合は追跡。こちらが1人で相手が1から複数人の場合はすぐさま私に連絡を入れて他の人が来るまで敵を尾行するな。敵の伏兵に奇襲をかけられるかも知れないからな。分かったか?』 『はい。』 『危険な任務になるかも知れないので自分の身はしっかりと自分で守るように。』 『『はい!』』 『はいよ。』 こうして僕達はこの事件を追って行く事になったのだがこの先で大事になるとは誰も予想出来なかった。
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