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「君、1年生だね?」
「は、はいそうですが……。」
「俺は、広宮奏。怪我はなかったかい?えーっと……」
「真広です。佐川真広です。」
「真広君ね。改めて怪我はなかったかい?」
「僕は大丈夫です。それよりも広宮先輩は大丈夫でしたか?」
「うん大丈夫だよ。あと奏でいいし、俺ね先輩っていい方好きじゃないからさん付けでいいよ。」
「か、奏さ、さ、さ、さん?」
「そ、奏さんね。」
資料を全部拾い終わると、2人は立ち上がりそれぞれの場所へ向かった。
その時真広は気づいていなかった。
自身の生徒手帳が奏によって奪われていたことにーーーーー
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