ある土曜日の朝、いつもの毎日

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ある土曜日の朝、いつもの毎日

家の猿が今日もうるさい。 「早く服しまいなさいよ!!!」 お前がキーキー煩いからやりたくなくなるんだろ。黙ってて欲しい。 あ"ーもお"ー!!!! 私はその叫び声をもう聞きたくなくて、イヤフォンをつけてお母さんの叫び声が聞こえないくらいに大きな音で音楽を聞いた。 でも微かに聞こえてくる。 「なんで無視するの!!!」 うるさい。喋んないでくれないかな。 私はもっと音量をあげ、声が収まるまでずっと聞いていた。 次の日、私の耳は聞こえなくなっていた。
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