1人が本棚に入れています
本棚に追加
携帯の目覚ましで起きる朝。
カーテンの隙間から零れるヒカリは隣の彼を指していた。
あと何分で出勤時間?
言葉に出さなくても毎日思う。
起きざまにコーヒーをセットし、朝ご飯とお弁当を作る。
面倒くさい。作りたくない。
そんな事言えたら楽だろうけど、食費がかさむのは嫌。
うん、作った方が安い。
そう思い込む様に冷蔵庫から食材を出し、調理を始める。
調理中でも携帯が気になる。
少しだけ気になるあのカレから何かこないか。。。
来るはずも無いのに。
朝陽から送ったメッセにはきちんと返信をくれるが、
カレから先には来ない。
こんなに待ってる朝陽が居るのに。
そりゃ朝陽は人の奥さんだから。
わかっていても期待してしまう。
そう、不倫をしたいわけではない。
ただ、恋に憧れているだけなんだ。
最初のコメントを投稿しよう!