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でも、確か。
あの家の庭には、登りやすそうな、木があったような・・・。
そんなことを、考えながら。
久しぶりに、先生を含め、皆と会えるのが、楽しみで。
俺は、早々と出席の連絡をしていた。
でも、金曜日の1件で。
俺は、開催当日。
出席できない旨を、連絡した。
「いやー。
残念、だったな。」
先生はそう言うと。
あの、俺たちが恐れていた、表情。
そう。
何か企んでいるような、笑顔を浮かべて。
こっちを、見ている。
やばい。
この顔は、まじで、やばい。
俺の頭の中で、逃げろ、と声が響く。
危険と、サイレンが、鳴っている。
「先月、川瀬と、佳代ちゃんと別れたっていう話題で、さ。
すごい、盛り上がったのに。」
そこー?。
「はあ。」
俺は、力なく、相づちを、うった。
何なんだ。
この人は。
この、無神経さ。
4年前と、まったく、変わってない、じゃないか。
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