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「は……? いやいや、そんな神様なんて……」
「信じない?」
「いや、信じないっていうか……」
だって、いきなり神様って……
そんな簡単に信じられませんよ?
「田中俊介でしょ? 理沙ちゃんが好きなの」
え……
えええ…!?
私はびっくりして固まった。
「高校の二年間、クラスが一緒で……田中と高橋で席が前後だったから仲良くなって……三年生で違うクラスになったけど、理沙ちゃんは何かと理由をつけて休み時間に田中くんのところへ……」
「ちょっ……ストップ、ストップ!」
真っ赤になった私の顔を見ておじさんは笑った。とても無邪気な顔だった。
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