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エヘヘ~と、笑うセリパの頭を、いつも通りに、カミラクが軽く叩く。 尚も嬉しそうにするセリパ。 多分、カミラクが隕石を落としても笑っているだろう。 「まぁ、端からセリパに期待するのが間違いだ。 元の世界に戻す。となると、異世界との繋がりがある場所で、"扉"を見付けるのが最善だが……」 ……その繋がりがあったと思われる場所は、最初にこの生き物が吹っ飛ばし、巨大なクレーターになっている。 ハァッとため息をつく私とカミラクに、セリパは明るく言った。 「大丈夫ですよ! そのうち勝手に戻りますって!」
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