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そうであればいいが、それは果たして何時だろうか?
「さて、あと有り得そうなのは、この生き物が、役目を持っていて、
"なんらかの理由で、他の世界からこの世界に飛ばされた"か、
"この世界から、なんらかの理由で呼ばれた"か。
いずれにしろ、その場合なら、"役目"を果たせば元の世界に還るだろう」
言われて、モンモンと煩い生き物を見れば、どこか惚けた顔をしていて、大層な役目があるようには思えない。
しかし、その魔力の量は確か。
役目、ねぇ。
なんというか、ピンと来るような来ないような、ビミョーな感じ。
「とりあえず、しばらくは家で様子をみますか。
どのみち、国の魔導研究所でも持てあましそうなもの、その辺に放るわけにはいかないわ」
「だよな!飼っていいんだよな!
良かったなモンモン!」
パァッと、子供のように(実際、まだお子ちゃまだけど)笑うと、結界の中の生き物に向き直り、嬉しそうにその目を見つめる。
モンモンというのは、マリクが名付けたこの生き物の名だろうか?
鳴き声がモンモンだから?
果たして安易過ぎやしないかとも思ったけど、無言で首を横に振るカミラクに止められ、私が何かを言うことはなかった。
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