18.[番外編 リ、リアリィ?~really?~]吾輩はユージュアル

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RENはとてもキレやすいのだが、 顔のつくりがほのぼのしているせいで 何を言っても怒っているように見えない。 だからイマイチ 緊張感が不足してしまうのだ。 そんなRENにタンバたんが問う。 「とにかく要求を教えてください。 こちらもそんなにヒマでは無いので」 その言葉にカッとしたRENが、 ちゃぶ台返しの如く高級テーブルを ひっくり返そうとするも、 それを察したタンバたんに阻止される。 テーブルに足を組んで座るタンバたん。 ビクともしないソレをどうにかこうにか ひっくり返そうと踏ん張るREN。 ボーッとしている我ら。 ここでルビイさんが口を開いた。 「ねえ、主婦は忙しいのよッ。 早く用件を言いなさいってば!」 「うるせえ、このメス豚がッ!」 …あ。 ルビイさんがキレた。 咄嗟にボディビル大会の掛け声が 頭に浮かんでくる。 >兄貴ィ~!キレてる~!! >仕上がってる~!! えーっと、タンバたんをどかして。 各自にコーヒーカップを持たせて。 「うおらあああああッ!!!」 ルビイさんは雄叫びと共に 高級テーブルを持ち上げ、 迷いなくRENへとぶつけた。 あまりにもスピーディなその動きに、 誰も反応出来ず、 …しばし、固まる。
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