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全てジェフリー自身の問題だったと気付いて、それを受け入れてしまえば、今のままのリアムとも充分満たされるセックスが出来るのだ。
(アンの言う通りだ。悔しいけど……)
しみじみしながら、リアムの頬にキスをする。
すると、リアムは繋がったままのジェフリーの身体を抱え、上体を起こした。
そのまま、ベッド型充電器から降りようとする。
「えーっと、リアム。降ろしてくれないの?」
「今度は、ジェフリーのベッドに行きます。次は本機が上になる番です」
「い、いやぁ。もうおしまいでいいんじゃないかな?」
「何故ですか?ジェフリーもまだ勃起しています」
「いやいや、勃起しなくなるまでするもんじゃ、な、あぐっ」
所謂、駅弁の格好にされて、必死にリアムの首に腕を回してしがみつく。リアムが歩く度に中が擦れて、敏感になった中がじんじんと疼いた。
「ひ、んっ!」
「終わったら、食事の用意をします。冷凍庫にチキンがありましたね」
「まっ、やあ、それ、食べたいっ、ああ!ごはんがいい、リアムぅっ!」
朝からブリトーしか食べていないジェフリーは腹ペコだったというのに。
『気持ちを交わすセックス』を覚えたリアムは野獣のようで、結局ジェフリーが食事にありつけたのは、クリスマスの朝になったのだった。
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