第八話 左手薬指の再会

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「良かった……本機も、満たされています……ジェフリー、貴方が、嬉しそうだから」 快楽と幸福感で、勝手に口元が緩む。微笑みの形になった唇の端から、唾液が伝ってリアムの胸に滴った。 それを恥ずかしく思う余裕もない。 「ジェフリー。15分経ちます」 「えっ!?や、ああ!」 ぐっと腰を掴まれ、最奥を突かれた。衝撃に仰け反ったジェフリーの身体の奥に、熱い液体が注がれる。 「う、そぉっ、あの、設定っ、外し忘れたぁっ」 今にもリアムとのセックスでイケそうだったのに。そう思うと、悔しくて残念で、自分の性器を握りしめたまま俯く。 こんな状況で生殺しかと思った次の瞬間、リアムが不自由な手でジェフリーの腰をぐっと持ち上げ、ズドンと落とした。 「かはっ、あっ」 硬いステンレスの杭に内臓深くを貫かれ、思わず息が詰まる。 下からズンズンと突かれ、ジェフリーの上半身はがくがくと揺れた。 「あ!あ、んあ!ひ、?な、んでぇ!終わっ、あっ!」 「一回射精したら終わり、という設定にはなっていません」 「ひ、うそっ!?ひ、あ!まっ、んんっ、イ、くぅ、りあ、ああーっ!」 いい場所を探し当てられ、そこばかりをずくずくと突かれた。浅い場所を出入りするリアムの一物を食い締めて、ジェフリーの身体が痙攣する。     
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