0人が本棚に入れています
本棚に追加
また、時間が過ぎる。
よしよし。いい子ね……。可愛い、私達の赤ちゃん。
「帰ったぞ!出迎えもないのか」
「あなた、ようやく寝たばかりなのよ。静かにしてよ。起きちゃうじゃない」
「ぎゃぁぁぁ……あっあっあっ……」
「なんだよ!うるさいんだよ!何とかしろ」
「あなたが、起こしたんでしょ!どうしてそんな大声出すのよ」
よしよし。可愛い子。
大丈夫……大丈夫。
私は、あなたの味方よ。
私達……大丈夫かな?
また、時間が過ぎる。
「ただいま、今日は疲れたからもう寝るよ。飯は食ってきたからいらない」
「それなら、連絡一本したらどうなの?」
「忙しくて、連絡できなかったんだよ」
貴方……どこでご飯を食べてきたの?
それに、匂いに気付かないと思った?
どうして……私達は……運命の二人のはずでしょ?
最初のコメントを投稿しよう!