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「武君?君今の話きいてた?今君の話をしているんだけど?」
「すっ!すいません!許してください!何でもしますからっ!あっ!間違えた!すいません!ごめんなさいっ!」
「あ、ああ別にいいのよ。で、学校どれにするか決めた?」
「え。えっーと・・・」
武は自分自身の記憶をひたすら洗った。
『話全然聞いてなかったんだよな~。この四校からこれって言って早く家帰って◯これやりたいな~。いや待て、それがハズレだったらどうする。三年間地獄を見る羽目になるんだぞ?どうする?このBBAなんて言ってたっけ・・・確かこの学校がオススメって言ってた様な・・・もういいや!このBBAこの仕事長くやってそうだしこれでいいや。』
武は横一列に並べられた学校リストの一番左を指差し小さな声で、
「この…学校が…いいです…」
「あら!私もあなたにその学校が似合ってると思ったのよ~」
『こいつらは例え俺がどの学校を選んだとしても同じ言葉、同じ答えが返ってくるんだろうな。』と武は思った。所詮この人達はエージェントとは言えど金儲けのために働いてるに過ぎない、別にどこに*金づるが行こうが自分が辛い思いをしなければそれでいいのだ。
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