3-4【R18】

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「あ、あん! や、やあ」 「いやじゃ、ないでしょ……? 凄く吸い付いてくる」 「やだぁ……!」  五十嵐の肩に滲む涙を擦り付けて、忍は嬌声を上げ続けた。  五十嵐の片手が下に伸びて、いっぱいまで広げられた忍の孔の周りとくるりと撫でた。小さくて強烈な刺激に悲鳴のような嬌声が上がる。 「気持ちいい? いいって言って」 「ぅあ、ん、……ああ」 「言って」  涙目で五十嵐を見つめる。呼吸をするのに精いっぱいでうまく言えない。 「い、いい……気持ち、いい! 好き! 省吾……!」 「!」  言葉とともに忍の身体がたがを外し、勢いよく射精した。吐精のたびに結合部をきゅうきゅうと締め付け、五十嵐も最後に大きく中に突き入れて達した。  忍の射精は断続的に長く続き、何度も身体を震わせて五十嵐の腕にすがった。忍の中に収めたまま五十嵐が優しく忍の顔中にキスをする。  ようやく忍が落ち着いてきたところで、身体をくるりと裏返された。シーツの上にうつ伏せの形になり、肩越しに五十嵐を振り返ると五十嵐が身体を伏せて耳元に寄ってきた。 「もう少し、付き合ってくれますか?」 「……え……?」 「腰、上げて」  臍の下に腕を通され、腰だけシーツから持ち上げられた。ぐったりと疲れた体はシーツの上にぺたりと張り付き、臀部だけを浮かせる形になった。  五十嵐が膝立ちで忍の腿を跨ぎ、忍の背に覆いかぶさってきた。
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