序章

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「飛行機は苦手だから列車で行くといいよ。 電車の乗り換えは憶えてる?一人でいけるかなぁ」 「勿論!!電車もバスも、何でもはっきり憶えてますとも。大丈夫、行けるよ、  今は四国へ渡るのは連絡船ではな く、列車でそのまま橋を渡るのですから」  子ども達に勧められて思い切って徳島へ行く決心をしました。  この時期を逃したら、もう今後一生?ずっと夫の看護に明け暮れる生活になるのですから。 今です。今行かなければいけません。     
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