序章

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 梅の花が咲く頃帰ろう。  いや、桜の季節にしよう。  来年はきっと戻ろう。  そして荘嚴院の境内に、再び立ってみよう。  あの銀杏の大木に、両手を広げてしっかり抱きついてこよう。 どのように変わっていてもいいのです。
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