10人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「え? これは?」
「指輪だ」
「そんなの見りゃわかるわよ」
「俺が作った。俺の剣にある宝石と、お前のロッドにある宝石を合わせて……」
改めてロッドを見てみたら、確かに1つなくなっている。いつの間に作ったの?
「喜んで、くれるか?」
「当たり前でしょ!!」
彼が作ったぶかぶかでいびつな指輪は、すぐにネックレスになってしまったけれど。胸の近くにある指輪は、とても心が温かくなる気がする。
「久しぶりに海の話が聞きたいわ」
「任せろ」
最初のコメントを投稿しよう!