私とあなた
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―――― ゆっくりした足取りで、彼はいつもと変わらず私の歩調に合わせてくれる。 優しすぎて涙が出そうなのを必死に堪える。 街の外に出れば草原が広がり、放し飼いの家畜たちが日光浴をしていて気持ちよさそう。 私たちが初めて初級ダンジョンに行った日も、同じような光景が広がっていた。 ただ、あの日は曇っていたけれど。
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