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彼がくれたプレゼントは特別なものだった。
私たちの武器の一部を使った指輪に、楽しそうに喋るあなた。
私の声にすぐ反応してくれて、久しぶりに会話が弾む。
「あなた」
「ん?」
「あのね……」
ダンジョンからの帰り道。
私はふと思う。
こうやってずっと笑っていたい。最後の瞬間まで、笑顔でいたい。
だからあなたも……。
「ずっと笑っていて」
「なんだ、急に」
「あなたの笑顔が好きだってことよ」
いつも笑わせてくれてありがとう。
これからも笑って過ごしていこう。
あなたとなら、絶対に出来るわ。
END
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