第1話 斗陽の想い

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 別に隠しておく必要なんかなかった。少し早いお祝いとして二人で楽しく過ごすこともできたのに。明後日は俺たちにとって大切な日。その日を独りで過ごすことになるのは避けたい。  小さくため息をつくと、俺は携帯を取り出して睦人の番号を呼び出した。
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