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「は、……ハイ」
改めて言われるとドキドキする。
伸ばされた手にそっと重ねて繋ぐと、雪弥さんはまたゆっくりと歩き出した。
繋いだだけの手の指先を絡めたくてぴくりと動かすと、どうやら察してくれた雪弥さんが無事私の手を絡めとってくれた。
ふふふ、ツーカーってやつ?
バレないようにニヤニヤしながら石段を登っていると雪弥さんが口を開いた。
「8つって結構大きくないですか」
「ーーーへ?」
「だから、年の差」
「……そう、ですか?」
正直あんまり感じたことが……。
「そうですよ」
私の脳内を読んだのかほんの少し呆れ顔で言う雪弥さん。
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