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多分、逃げていたんだと思う。
傷つくのが怖かった。
私の中身はヘンテコだって、気が付かれるのが怖かった。
だから、
だから、決意した。
私は杜夫君に恋をした。こんな気持ちは初めてだ。
だから、今度はちゃんとする。
ちゃんと、がんばって恋愛する。
とは言え、どうすれば良いのだろうか。
今度、いつ会えるかもわからない。
そう思うと、実はちょっと、ホッとする。
いやいや、ダメだ!
そんなことでは、前に進めない。
今度、会ったときには、もう一度ちゃんと言おう。
今度こそ、ちゃんと言うんだ……
『好きです。付き合って下さい』
――って。
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