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名前のない砂糖菓子

映画の半券の裏。その小さくも自由なスペースが、僕らのはじまりだった。

依ヨリコ

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恋愛 完結
32分 (18,731文字)

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あらすじ

毎週木曜日、レイトショー。 彼女はいつも劇場のド真ん中『Ｇ-１３』に座り、 僕はいつも、『Ｊ-９』席に座っていた。 彼女は『木曜日の君』。 名前は知らない。 僕が名乗りたくないから。 知り合いたく

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恋愛 お菓子短編切ない純愛片思いほのぼの映画館雨の日元気が出るクスッと笑える

目次 13エピソード

木曜日の君

…1ページ

木曜日と僕

…6ページ

『Ｊ-９』の乗っ取り

…9ページ

『Ｊ-９』の彼

…16ページ

苦いオレンジジュース

…19ページ

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