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「それではルルポン、
まるポンさんに町を案内してくれ」
大役を任されたルルポンは「分かりました」と気合いを入れる。気合いが空回りしては救世主様に嫌われてしまう。
ルルポンは笑顔を振り向いた。
「町案内はキミなんだね。僕はてっきりあのハデな娘だと思っていたからさ」
「私じゃ役不足ですか?お気に召さないですか?」
「いや、お気に召しているよ先ほどキミをステージの上から見ている時から」
ぼわっ!
ルルポンの顔から火が飛び出てはいないが照れる。
「キミ、かわうぃーね?」
「……。」
ルルポンは思う。
救世主様はいったい何歳なのだろうと。
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