第1話 救世主現る

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「それではルルポン、 まるポンさんに町を案内してくれ」 大役を任されたルルポンは「分かりました」と気合いを入れる。気合いが空回りしては救世主様に嫌われてしまう。 ルルポンは笑顔を振り向いた。 「町案内はキミなんだね。僕はてっきりあのハデな娘だと思っていたからさ」 「私じゃ役不足ですか?お気に召さないですか?」 「いや、お気に召しているよ先ほどキミをステージの上から見ている時から」 ぼわっ! ルルポンの顔から火が飛び出てはいないが照れる。 「キミ、かわうぃーね?」 「……。」 ルルポンは思う。 救世主様はいったい何歳なのだろうと。
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