君が好き

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 世界で一番君が好きだ。  君を想う気持ちは誰にも負けない。  必ず幸せにしてみせる。  僕には君しかいない。  君だけをずっと見ている。  君しかいらない。  君さえいれば、僕はもう最高に幸せだ。  それなのに、なんで君は他の男と一緒に歩いているんだ。  邪魔だ。僕の邪魔をするな。  君は僕のものなんだ。邪魔するな。  僕は君の恋人を殺す。  包丁でめった刺しにする。  恋人は僕ひとりだ。  それなのに、なんで君の家族も僕の邪魔をするんだ。  娘に付きまとうなってどういう意味だ?  僕は君を幸せにするために迎えに来ただけなのに。  僕は君の家族を殺す。  僕の邪魔をするから殺す。  包丁でめった刺しにする。  君は泣いている。  泣かないで、君の涙なんか見たくない。  僕は君を幸せにしてみせるよ。  もしかして、その涙はうれし涙なのかい?  二人だけの世界に行こう。  誰も僕らの邪魔をしない世界まで。  なんで僕を拒絶するの?  なんで僕を嫌ったりするの?  こんなに好きなのに。  世界中で誰よりも君が好きなのに。  僕以上に君を好きな人間なんてこの世にいないのに。  なんで、なんで、君は僕を嫌うの?    世界で一番君が好きだ。  世界で一番君が好きなのに、好きなのに……  どこかに消えてなんて、僕を嫌うなんて、僕を拒絶するなんて……  君と一緒にいられないなら、こんな世界は生きている意味もない。  僕は君を殺すしかない。  世界で一番君が好き。  だから僕は君を殺す。  君の悲鳴も好き。  君から溢れる血液も好き。  世界で一番、君が好き。
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