1話完結

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冷たい風が吹いた。 そして、視界の中に女性の顔が浮かんだ。 じっとこちらを見ている。 「きゃー」 ミドリは叫んだ。 「どうしたんだ」 監督が飛んできた。 「このベッド。変だわ」 ミドリはベッドを降りた。 男優がベッドの上を手で叩き始めた。 「やはり、変です。この辺りが硬いですね」 監督はスタッフにカッターを持って来させた。 「ベッドを切ってくれ。なに、あとで弁償すればいい」 スタッフはベッドの真ん中を切っていった。
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