第2章 モノガへの道

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  「この先はより実戦に近い訓練を行う。 これぐらいの怪我で驚くな。」 鬼教官はサラリと言ってのける。 「え? と言うことは……。」 「そうだ。 キュットの治癒魔法の訓練が出来ると言うことだ。」 やっぱり……。 鬼教官の言葉に頭痛がしてきた。 こうして、夕食前に皆の傷を治すという日課が課されたのだった。 夕食を終えた私たち。 後片づけをしていると、皆がやってきた。 「何? どうかしたの?」 ひょっとして治癒魔法が上手くできてなかった? わたしが皆の顔を見ると、鬼教官が 「汗を流したい。 一発あの滝のようなヤツを出してくれないか?」 ……滝のようなって……、あの時は必死だったからな。 「う~ん。 わかりました。 じゃそこに並んでください。」 私は少し離れた場所に、男集を並ばせた。
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