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私は水魔法で豪雨をイメージした。
ラエさんのアドバイスを思いだし、肩の力を抜く。
激しい豪雨は男集を容赦なく打ち付ける。
そんなイメージだ。
「おお、丁度良いぞ。」
「もっと激しくても構わないぜ」
鬼教官やバウクの声が聞こえる。
私が目を開けると、男集は服を脱ぎ体を洗っていた。
私は思わず赤面してしまう。
「ば、バカ~。」
空から滝のような雨が降ってきて、男集を覆い隠した。
全くデリカシィがない。
私はプンプン怒りながら、男集に背を向けた。
「キュット、ちょっと良い?」
リンさんがテントから手招きをしていた。
なんだろう?
私はテントへと足を運んだ。
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