第3章 特訓

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  楽しい夕食が終わると汗を流す。 もう恒例になってきた。 私は目をつむったまま、雨を降らせる。 男集は裸になって汗を流す。 「サンキュー、キュット。 もう良いぞ。」 バウクの言葉で目を開ける。 男集はタオルを腰に巻いていた。 「次は……。」 私はテントに向かいリンさんの桶に水を張る。 それが終わると夕食の片付けを始める。 洗い物も水魔法を使う。 後片付けが済むとリンさんに桶を借りて私も体を拭き上げる。 ついでに洗濯をして、干しておく。 だいたいこんな感じで私は寝袋に入り眠りにつく。 見張りは2交代。 前半が夜目の効くリンさんと戦闘慣れしている鬼教官。 後半はバウクとパウのコンビだ。 私は朝食の支度をするので少し早めに起きる……事になるんだけど、いつも早起きのリンさんに起こされる。 リンさん早起きなんだもん。 早起きのリンさんは念入りに毛づくろいを行っている。 やっぱり女の子だもんね。
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