第3章 特訓

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  私は朝食の準備と昼食を作る。 その間に鬼教官が起き出してラエさんを起こす。 朝食が出来る頃、皆も身支度はできている。 焚き火を囲んで朝食をとる。 朝食が済めば、皆はキャンプの片づけを、私は食事の片づけを行う。 片づけも大分慣れてきたみたいで、最初の頃より早く済むようになった。 片付けが終われば、ラエさんの案内でモノガの集落へと向かい歩き出す。 “まほろば“を照らす核が真上に来る頃、鬼教官は今日のキャンプ地を探し昼食をとる。 昼食が終わると、皆はキャンプの準備。 私は食材集めと薪拾い。 こんな感じで私たちは南へと向かっているのだ。 目的はSSSの動向を探る偵察。 でもその前におそらく最初に襲撃にあったソードの村の生き残りのならず者が占拠しているモノガの集落へ行き、解放する。 ついでにならず者たちからSSSの情報を得ようと言う鬼教官の考え。 そのために、バウクたちは実戦に近い訓練を強いられているんだ。 モノガの集落にいるならず者たちと戦うために……。
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