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私にとっては、メチャクチャ大したことだった。
人1人の命を救った自覚が、ないのか?
「あなたは、私の命を救ったんですよ。
命の恩人です。あなたがいなければ、私は死んでいました。本当にありがとうございました。」
「・・僕は確かに、生きてる間に誰かを助けられたらいいと思っていましたが・・。
それ、出来てたんですね。」
Bさんは、メガネの奥で嬉しそうに笑う。
「今日、お食事に誘って頂けたの本当に嬉しかったです。
本当なら、私から誘わなければいけなかったのに。」
私は、顔を伏せた。
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