底辺作家

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「うわ……ヤバいな……」 パソコンと睨めっこすること、2時間。 書いた文字数は。 ゼロ。 何度見てもゼロ。 書いては納得いかずに消すを繰り返した挙げ句がこのザマだ。 重い腰が上がって挑もうと決めたコンテストの応募〆切まであと2時間。 「……やっぱ見送ろう」 こうして、挑む前に『負けている』 それが僕というアマチュア底辺作家、門司文蔵(もんじもぐら)の日常だ。
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