底辺作家

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「星が見えるな……」 自宅への帰り道、僕はよく空を見ている。 晴れた日は特に空を眺める。 鮮やかに煌めく1等星よりも6等星が好きだ。 他の星の煌めきに霞みながらもしっかりと存在している。 どんな星も夜空を彩るには必要不可欠なのだ。 そう思えると自分ももう少し頑張ろうと思える。 自宅に着いても、窓から星を眺めた。 眺めていると、自分の中の澱みが薄れていく気がした。 そうして、僕の日常がまた一度終わった。
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