晴れの日から雨の日へ。

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 今現在、私は私立高校の一年の生徒です。  祖父や父に似たのか、私は人より何でも器用にこなしているようでした。  特に勉強は、直ぐに頭の中で理解が出来ました。 (こんな簡単な問題でよく赤点がだせるのですね………)  私にはそのことについての方が理解が出来ませんでした。  ………家柄のせい。  ………名前のせい。  ………外見のせい。  そのせいでしょうか、私には今まで友達と呼べる人が誰一人いなかった。 (これなら………あのままでも良かったのかな)  こんなこと考えるなんて、自分でも馬鹿だなと思います。  私は中学から学校に通いやすい、祖母が残してくれた別宅に住んでいます。  しかし、本宅の方も祖父や父は仕事でほとんど家には留守にしているらしい。  ……家政婦や家政夫はいるが、夜の私の家は静かです。  祖母がいない別宅でも私は淋しいものでした。
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