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仕事に行きたくない、こんなこと世間のサラリーマンはみんなが思っているはずで、仕事に早く行きたい、ずっと仕事をしていたいと考えるサラリーマンはほんの僅かでもいるはずがないのだ。
いや、いたとしてその思考が果たして正しいのだろうか、正常なのだろうか。
少なくとも僕は正常な思考であるとは思わないが、日本社会は建前と本音の社会だ。
本音では仕事なんて行きたくない、早く終わればいい、今すぐにでも辞めたい、大半の人間はそう思っているはずなのである。
しかしどうだろうか。世間という恐ろしい集合体はそんな意見はとんでもないと否定するが如く、仕事はやりがいに溢れみんなが楽しくしていると吹聴するのだ。
生きるために仕方なくやりたくもない仕事をやっている、自分の時間を会社に労働力として提供した見返りに金を貰いそれでやっと生きているのだ。
そういった人間が大半である。
そして生きるために人間は働く、嫌でも働く。そんな自分を否定したくないという思いが募り募って生まれたのが、
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