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これを見て、
「近藤先輩、セクハラですよ。」
少し茶化すようにツッコム広瀬くん。
でもこれに関しては少しだけ仕方ないとは思うけど……、アナタよりはマシよ!?
そして続けて、
「それに佐藤さん彼氏いるみたいですし、」
と、なんとも余計なことまで堂々と謎に自信満々で言うものだから何故か聞いてるコッチがヒヤヒヤしてしまう。
いやいや、知らないとはいえこの人が私の、
「その彼氏俺だけど。」
そうそう私の彼氏でして…………ん?
納得して聞いてると、遅れて「あれ?」っと思った。
「……。」
「……。」
「……。」
周りは昼休憩終わり近くでガヤガヤとしているがここだけ数秒の沈黙。
「え?」
すぐのその沈黙を破った広瀬くん。うん、その反応で合ってると思う。
私はというともう吃驚しすぎて声も出せずにいた。
正治さんは反応に満足したのか、
「と、いうことだから。」
とだけ言った。
「え、本当に!?」
未だに信じられないといった感じの広瀬くんが私を見てやっと「あ、黙ったまんまだった。」と気が付く。
「あ、はい、実は、」
信じられないと言いたげな表情だけど………別に……、隠してたわけではありませんよ………?
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