あ、うん、それで？

「な、んで、すか？」

「んー？」

現在私達がいるのは一階上がったところにあるあんまり使わない会議室。

なんのようなんだろう？何かミスったっけ？

そんなことを思っていたら、

「佐藤、何か言いたいことがあるんならさっさと言え。」

「……。」

「……。」

「……。」

「……。」

「―――――へ？」

「馬鹿丸出しな声を出すな、阿呆。」

「…。」

近藤さん、声ひとつで阿呆とはひどいです。

そんな今はどうでもいいことを考えてたら大きな溜め息が聞こえた。

「だから俺が言ってるのは何か言いたいことがあるんだったらさっさと言え。」

「…。」

「朝から何か言いたげな顔で見られても困る。」

「…！」

「なにかあんのか？」

すいません近藤さん。いつ渡そうか機会を伺っていて貴方のことを凝視してしまいました。