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「実は、グレン君にまだ話しがあるんだ。」
と真剣な面持ちで話し出そうとする青に気を使って雪弥は、
「俺、式の最終確認してきますね。」
と言って入ってきたドアから出ていこうとした。だが
「あっ雪にも聞いて欲しいんだ。これは、雪弥にも関係ある話しだから。」
と雪弥を引き止めた。
そんな風に言われてしまったら、雪弥には留まるしか選択肢は無く。青の話しに耳を傾ける事にした。
「なんだ...」
目で早くしろと言わんばかりに戻りたがっているグレンだが、内心は、もしかしたらあの事をこいつや他のやつにも言ってしまおうと考えているじゃないか？と気が気では無かったのだ。
しかし、そんなグレンの不安は、見当違いだった。
「グレン君、
君に生徒会に入って欲しいんだ。」
「は？」
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