雪弥と世界と記録帳

記録1 雪弥と世界と学園と

この世界は、人と人ならざる者が混合する世界だ。この世界では、妖(私達の世界でいう日本妖怪や世界の妖怪達など)や妖精、精霊などが普通にいる世界だ。そして、人間は皆魔力を持っている。しかし、魔法使いになるぐらい魔力の多い人間は数少ないものであった。

この世界は、5つの大陸に別れており、

1番の大きさを誇るノースミスティック、ここでは、妖達が暮らしている。

2番目に大きいのが妖精や精霊などが住むウェスタンフェアリースピット。

3番目に大きいのが人間の住むイーストヒューマンレイス。

そして、1番小さい大陸がサウスバッド、ここには自我を持たずに破壊する事しか知らないナニかが暮らしている。

そして、これらの大陸に囲まれたところに存在しているのが、セントラルミックス、ここでは特定の種族が暮らしているわけではなく、様々な種族がいる(サウスバッドのナニか以外)。そのため、セントラルミックスは首都と呼ばれている。そんなセントラルミックスには、様々な種族の人が通っている学園がいくつか存在している。

その中でもトップと呼ばれているのが、セントラル学園である。セントラル学園は、全寮制のエレベーター式の男子校である。学園の種族割合は、ほぼ妖が占めており、その次に妖精や精霊などである。人間などいないに等しいぐらい少ないのだ。それは、人間が彼らに能力的に勝てないのと、差別を受けているからである。

そんな中、去年異例の人間がこの学園に入ってきた。成績も運動も常にトップ、他の種族にも負けないぐらいに強い魔法使いで、セントラル学園史上初となる人間の生徒会入りである。

その彼の名前は、白銀 雪弥(はくぎん ゆきや)である。